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この夏、ワンちゃんの熱中症を防ぐ5つのコツ!飼い主必見!

いよいよ夏本番。猛暑とも言われる今年の夏は、愛するペットの熱中症にも要注意! 家庭でできるワンちゃんの熱中症対策について、獣医師の田向健一先生に聞きました。


こんなワンちゃんは熱中症に要注意!

こんなワンちゃんは熱中症に要注意!

全身を毛で覆われたワンちゃんは人間より暑がり。なかでも熱中症になりやすいのが、柴犬やゴールデンレトリバーなど、毛が二重構造になった“ダブルコート”のワンちゃんたち。特に、黒い毛のワンちゃんは熱を貯め込みやすいので注意が必要です!

またフレンチブルドッグやパグのような“鼻ペチャ”の短頭種も、鼻での呼吸が苦手なため暑さに弱い傾向に。シベリアン・ハスキーなど寒いエリアに起源を持つワンちゃん種も熱中症には要注意です。

このように犬種によっても特徴は様々なので、自分が飼っているワンちゃんについて把握しておきましょう。

ワンちゃん用プールで水浴びタイムを!

ワンちゃん用プールで水浴びタイムを!

夏の日中は室内気温もグングン上がるため、ワンちゃんがいる部屋は冷房を入れたいもの。特にワンちゃんが留守番する際は、必ず冷房を入れて外出を!

いまは、触るとヒンヤリとするアルミ製マットなども出ているので、ワンちゃんが「涼」を感じるグッズを活用すると一層効果的です。

室外では、簾(すだれ)などを利用して日陰の場所の確保を。日差しは時間によって変化するので、放し飼い、またはリードを長くするなどしてワンちゃんが自由に動けるようにすることも大切です。

また、熱しやすいコンクリートでなく、土のうえに放してあげましょう。可能なら、タライや子供用プールなどに水を入れて、暑くなったら水浴びができるようにしてあげるとワンちゃんも喜ぶはずです!

お散歩の時間は朝・夜を徹底!

人間に比べて、はるかに地面に近い場所を歩くワンちゃんにとってアスファルトは大敵! ワンちゃんがそこから感じる熱気は、人間の比ではありません。

特にダックスフンドやチワワなどの小型犬にとって、日中のアスファルトは過酷そのもの。脚や肉球のヤケドを招くことにも。

だからこそ、日中を避けて、朝と夜の散歩を徹底するようにしましょう。それでも暑い時は、首に保冷剤入りのスカーフを巻いたり、水で濡らした服を着せてあげる手も。

また、毛を短く刈り上げた「サマーカット」も有効ですが、一度刈ると毛が生え変わらない犬種もいるので、事前にトリマーや獣医さんに相談が必要です。

ドライブでは休憩時に散歩と水を!

ドライブでは休憩時に散歩と水を!

夏の行楽シーズンにワンちゃんとドライブ!という方も多いでしょう。ドライブ中はワンちゃんが自由に動き回ると危険なので、ワンちゃんの安全のためにもキャリーに入れてあげましょう。

でも、通気口が狭いキャリーには要注意。密閉空間に自分の呼気がこもり、サウナ状態になってしまう危険性が! キャリーバッグは通気性のよい夏用と、暖かい冬用の2種類を持っていると便利です。

また、車内では冷房がよく効き、直射日光が当たらない場所を用意してあげましょう。車内に「ハァハァ」とワンちゃんの暑そうな声がしたら要注意。サービスエリアでワンちゃんを軽く散歩させ、たっぷり水分補給をしてあげることが大切です。

万一の際は濡れたタオルでくるみ病院へ!

万一の際は濡れたタオルでくるみ病院へ!

呼吸が早くなり、グッタリしている……。万が一、ワンちゃんが熱中症になってしまったら、まず体温を下げることが大切。

濡れたバスタオルでワンちゃんの体をくるんで、急いで近くの動物病院へ連れて行くようにしましょう。

でも、休業だったり、夜遅くだったり、いつもの動物病院が営業しているとは限りません。だからこそ、夜間や緊急時でも対応可能な病院を、あらかじめ把握しておくと安心です。

「人間よりワンちゃんはもっと暑い」という意識を!

「飼い主が暑いとき、ワンちゃんはもっと暑い」ということを、夏は常に意識することが大切です。

一年中「毛皮」を着ているワンちゃんにとって、夏はちょっとしたことでも命取りになる危険性があります。かよわい赤ちゃんに接するように、やさしくワンちゃんにも接して熱中症を防ぐようにしてあげましょう。

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