冬でもキレイな手元で
男の子の思春期、次々と起きる変化はママには初めての経験も。身体も大きくなり、声も変わり、突然よそよそしくなったり、反抗されたり...。戸惑うことも多いのでは?男の子の思春期に起きること、ママはどうやって乗り越え、寄り添える?
<目次>
◼思春期の男の子に起きる4つのこととその対処法
Q1.話しかけても返事をしなかったり、生意気なことを言ってくるように。これって反抗期!?
思春期の子どもは、体と心のアンバランスに戸惑う時期。さらに、学校などでさまざまな不安や悩みを抱えた結果、無愛想になったり、暴言を吐いたりといった反抗的な態度をとることがあります。いわゆる「反抗期」です。これは「一人の独立した人間として認めて欲しい」というメッセージであり、親から自立しようともがいている真っ最中なのです。
こういった態度は、子供の頃とは対応を変えて欲しいというサインだととらえ、一人の独立した人間として尊重してあげることが必要になってきます。子どもの悩みや主張にしっかり耳を傾け、理解を示し、広い心で受け止めることで、子どもは親に信頼感を持ちます。子どもも、自分の気持ちを話すことで問題を客観視でき、自分で考えて乗り越える「自立」への道につながります。
Q2.顔にニキビがたくさんできて、かなり気にしているようです。
ホルモンの働きにより皮脂分泌が活発になる思春期は、ニキビも代表的な悩みの1つ。ついつい、いじって悪化させてしまいがちですが、「触らないの」「きちんと洗顔しなさい」といった親からの命令や指示を嫌がる年代でもあります。ニキビの治療法やスキンケアの情報はたくさんありますので、おすすめの洗顔料や薬、お手入れ方法などをさりげなく伝えてみてはどうでしょうか。
大切なのは「だからあなたもやりなさい」とは言わないこと。情報や方法は伝えても、押し付けない。選択は本人に任せるのがコツです。
Q3.髭が濃くなってきたみたい。初めての髭剃り、どういうことに気をつけてあげればいいの?
中学生ぐらいになると、鼻の下の産毛が濃くなり、髭が生えてきます。成長の過程で自然なことですが、友達よりも生える時期が早かったり、濃かったりすると、気にして悩むお子さんも多いようです。体の変化はどこか気恥ずかしいところがあるでしょうから、必要以上にかまったりせず、親としてはさりげなくサポートしてあげるのがいいですね。
お手入れを始めるなら、おすすめのカミソリを買って、洗面台にさりげなく置いておいてあげてはどうでしょうか。初めてのカミソリですから、肌にやさしく、扱いやすいタイプを選んであげるといいかもしれません。
Q4.息子に彼女ができたみたい...気になるけど、どうしたらいい?
息子さんの彼女がどんな子か、親として興味がわくところではありますが、アレコレ詮索しない方がいいでしょう。気になるようであれば、普段からお父さんとお母さんの出会いのエピソードを話すなどで、恋愛や交際について、家庭内で話しやすい雰囲気づくりをしてみてはいかがでしょうか。
異性との交際は、これが正しいということはありません。ただ、交際相手を想うからこその「大切なこと」は伝えておきたいですね。まずはご夫婦で話し合っておき、それを子どもに伝える機会を持つことが大事かと思います。
子どもの自立をやさしくサポートする気持ちで
思春期は、大人と子どもが一人の人間の中で同居し、自立と依存を繰り返して成長を遂げて行く時期。子ども自身が悩んで問題を解決することで、自立へと向かうことができます。親は、子どもがこの時期を自分で乗り越えられるよう寄り添い、やさしくサポートしてあげましょう。