Skip to main content
×

思春期の男の子を持つ親に、大切にして欲しい9つのこと

思春期の男の子を持つ親に、大切にして欲しい9つのこと

思春期を迎える頃から10代の男の子たちは、自己不信に陥りがちです。特に自分の体や世界が大きく変わっていくことに混乱する難しい時期。

彼らが自尊心を失いかけていることを知るにはどうすればよいのでしょうか? そして、思春期にとまどう彼らを助けるために親としてできることとは?


自尊心を失いかけているときのサイン

10代の男の子が自尊心を失いかけているとき、彼らのちょっとした行動に変化が見えるはず。自然と表れるサインを見逃さないようにしましょう。

・簡単に諦めてしまう

ボードゲームで遊んだり、新しいことを学んだり、何かに挑戦する必要があるとき、自尊心が低い男の子は真剣にがんばることなく諦めてしまいます。言い訳したり、すねたり、怒ったり、怖がっていたら、失敗を恐れている場合が多いです。

・自分を低く評価してしまう

男の子が「僕は役立たずだ」「僕は格好良くない」「僕は何もちゃんとできない」などと口にすることがあれば要注意です。

自信を失っている子どもは、信じられないくらいに自分自身に批判的で、他の人からどう見られるのかを心配します。ネガティブな批判を受けたとき、うまく対応できず、自身への評価をさらに低くしてしまいます。

また、彼らは褒め言葉を素直に受け入れることもできず、自分にはそんな価値はないと感じてしまうのです。

・自分の殻に閉じこもる

自信のない子どもは、友達から距離を置いてしまったり、好きなことへの興味を失ってしまうことも。そして、新しい出来事や経験など、自分の快適ゾーンから出て取り組む必要のあることを避けるようになってしまいます。

・悪い態度をとる

自己不信による行動の変化は、静かになったり、引きこもったりするのではなく、まったく逆の変化をもたらすこともあります。例えば、失礼な態度をとる、威張る、強情で攻撃的になる、自分の間違いを他人のせいにする、といったような行動をとることも。

さらに学校の成績が下がったり、友達の影響を受けてひどい態度をマネしはじめたりすることもあります。これらはすべて、彼が不満を持っていたり、自分のありのままの姿に自信がないという事実を隠すための行動である可能性があります。

思春期の男の子と向き合うための9つのこと

親として、自信を失った子どもを見ているのは心苦しいもの。でも、思春期にとまどう男の子を助けるために、あなたができることはたくさんあるのです。

1. まじめに向き合う

もし子どもが自分のことを卑下することがあったら、「そんなことないよ」と、簡単に返事をするべきではありません。彼の気持ちを受け止めて、なぜそんなふうに考えたのかを問いかけてみて。

自分に自信をなくしてしまうことは、誰にもあることだと安心させてあげましょう。そして、もし話し相手が必要なら、あなたがいることを彼に知らせてあげるのです。

2. 批判の受け止め方を教える

批判が実は、人として成長するために何を変え、改善すべきかを教えてくれる役立つヒントなのだと教えてあげましょう。でも、ただの悪口は悪影響を与えます。批判と悪口の違いが分かるように助けてあげましょう。

3. 先入観を取り除いてあげる

「男の人」であるということが、「強い」とか「大きい」とか典型的なことだけを指すわけではないことを教えてあげましょう。彼の周りにはいないような、年上の男の子や大人の男性を紹介してあげるのもよい方法です。

また、彼の視野が広がるように、彼が興味のあることに長けた男性を紹介してあげましょう。例えば楽しい人、賢い人、スポーツマン、物静かな人、親切な人など、彼の趣向に合った男性の姿を見せてあげるのです。

4. 彼を愛していることを伝えつづける

彼が幼い時に好きだったことをすることがあれば、それは安心するからです。すぐに大人になるように仕向けることはせず、家族として一緒にいろんなことをしつづけましょう。

5. 過保護にならないこと

自分ではできない、と思っていたことを解決できたとき、彼がどれだけ幸せを感じるか体験させてあげましょう。

難しい問題に挑戦するとき、彼が自分なりの解決方法を見つけられるよう、ゴールまでのステップを小さく簡単に分けてあげれば、きっと勇気づけられるはず。そして、彼がその問題をクリアしたとき、あなたが彼をどれだけ誇りに思うかを伝えてあげてください。

6. 彼の得意なことについて教えてもらう

あなたより彼が詳しいことがあれば、そのことについて教えてもらいましょう。彼の音楽の好みを批判せず、新し音楽やオススメの映画を紹介してもらいましょう。

もし気に入らなくても、好きなフリをしてください。ファッションやヘアスタイルの好みを批判することも厳禁! 彼がいつも健康的で魅力的に見えるように、必要なモノを与え、服に気を遣ったり、髪や肌のお手入れをするように促してあげましょう。

7. あなたがお手本になって

あなたがパートナーにするのと同じように、敬意を込めて彼に接することがよい子育ての秘訣。彼に対して正直でいること、そしてあなたが間違えたときはきちんと説明して謝ること。そうすることで、彼自身も間違えることは悪いことではないと理解してくれるでしょう。

8. 運動することをすすめる

運動にはすぐれた心の高揚効果があり、ストレス解消にもなります。スポーツで上達すれば、彼は持続的に自信を身に付けていくでしょう。

もし彼がこれまでスポーツに取り組んだことがないなら、サッカーやランニングではなく、格闘技やボート、クライミング、水泳、アーチェリーなど、いろいろなスポーツにチャレンジするのもオススメ! 彼に向いたものが見つかるまで試してみては?

9. 落ち着いて見守ること

成長の過程で、子どもが自信をなくしてしまうのはよくあることです。自信とは時間をかけて築き上げるもの。いつかは他人が自分をどう思うかではなく、自分自身をよく評価することが大切だと学ぶでしょう。

思春期を迎える彼は、あなたに落ち着いて彼を見守り、彼がどんな問題でも乗り越えられるように励ましてもらうことを必要としています。

最後に

大人への階段を登る過程には、彼自身ですら考えの及ばない事態が待ち受けていることもあるかもしれません。そんな時、味方がいることを教えてあげてください。

今は素直に受け入れられなくても、いつか彼が大人になった時に、あなたがそばにいてくれたことを理解してくるはずです。

この記事を読んだ人にはこちらの記事もおすすめ!

男の子の“思春期”・・・ママも知らないアレコレの対処法とは?

子どもが“本好き”に!読書が好きな子どもに育つ4つの方法って?

試す価値あり!週末は「我が家で旅行気分」