冬でもキレイな手元で
大切な人たちが毎日楽しく、健康に過ごすために、自分のことは後回し。そんな“家庭人である自分”を最優先してきた時間は50代で終わり。
これからは、ゆとりあるひとときを楽しむために立ち止まってみませんか?
頭の中から“理想の家庭”を消してみては?
何よりも「子どものことが一番」だった育児中。家族にとって理想の家庭を作ろうと努力してきましたが、みんなのために尽くしてきた心身も、そろそろ切り替えどき。
完璧な家庭人であることをやめ、家事を手伝って欲しいと(明るく!)オープンに言ってみましょう。”母業”の終わった『普通の人間』だと周囲に理解してもらうことで、気持ちも解放されます。
そして、手伝ってくれる人がいない場合は、自分の許容範囲を広げて「さぼる」ことも大切。家の中が少しくらい散らかっていても大丈夫です。ゆったりと過ごすあなたを見て、家族も同じゆとりを楽しむようになるでしょう。
“食卓という日常”を楽しむ
これまではバランスを考えた食卓を整えてきましたが、ひとり、または夫婦で過ごす時間が増えたいま、献立よりも食卓の雰囲気に気を配ってみてはいかがでしょうか。
花を飾る、繊細な和食器を揃えてみる、箸置きで季節感を楽しむ……など、優雅な空間を演出すると、毎日の食卓はぐっと華やかに味のあるものとなります。
自分の時間を楽しむ
そそくさと仕事を終えて、退社。子どもを迎え、大急ぎで夕食の支度と、ひと息つく暇もなかった夜の時間帯は過去のもの。これからは、習い事や友人との食事、映画や観劇……と自分のために用意された楽しい時間が待っています。思う存分満喫してみましょう。
何もしない時間を組み込んでみる
そして、その毎日の中にも“特別な時間”を作ることで、日々の生活は潤い、より穏やかなものになります。
まずは、一日の中で30分間リラックスする時間をとってみませんか。最も大切なのは、何もしないこと。罪悪感を持たず、心からその時間を満喫しましょう。30分の習慣が有意義で素晴らしいものになります。
“一日の終わり”を楽しむ
帰宅したらすぐに部屋着に着替え、お茶を入れて新聞や雑誌を広げましょう。気のおけない友人と話したり、アロママッサージなど、身体のリラクゼーションケアを習慣にすることもおすすめ。
一日のどこかで、必ず自分だけの時間をつくって、活力をチャージしてください。それだけで気持ちに余裕が生まれます。
「お願い」は最良の潤滑油!
やるべきことは多くても、要領よくこなせるのは自分。わかっているからこそ、誰かに頼む手間と煩わしさを考えると、躊躇してしまいます。でも同時に、その考えが自分を苦しめてきたことも、もうわかっていますよね。
これからは、家庭生活でも役割分担が大切。家族に無理のないお願いをすることで、みんなで”家庭”を運営している自覚が生まれます。
人と暮らすということは、誰かと支え合って生きるということ。豊かな人生は、肩ひじを張らない人間関係のもとに育まれていくでしょう。
ゆっくりと流れる時間を楽しみ、笑顔でいられる毎日が増えると幸せですね。
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