冬でもキレイな手元で
仕事をしている一人暮らしの方だと、ご飯を作る時間がなくて、スーパーやコンビニのお惣菜やお弁当で済ましてしまうことも多いのではないでしょうか? しかし、健康面を考えると自炊したいというのも本音かもしれません。
そこで、2014年に料理本のアカデミー賞とも呼ばれる「グルマン世界料理本大賞」ウーマンシェフ部門で世界2位を受賞され、ラジオやTV番組にも多数出演されているなぎさなおこさんに簡単レシピを教えてもらいました。
ジャガイモとキャベツのポテトサラダ
定番おかずのポテトサラダは、作り置きやお弁当にも人気のメニュー。
ポテトサラダといえば、マヨネーズが欠かせないイメージですが、今回はマヨネーズを使わないヘルシーなポテトサラダをご紹介します。
カロリーが気になる方や、マヨネーズが苦手な方にもぴったり。 にんじん・キャベツ・ベーコン・じゃがいもと色とりどりの楽しいポテトサラダです。
塩揉みや、水切りなどもなく、野菜をたっぷり炒めて作るタイプなので洗い物や調理工程も少なくて作りやすいレシピになっています。
・じゃがいも…300g
・キャベツ…60g
・にんじん…30g
・たまねぎ…20g(6分の1個くらい)
・ゆで卵…1個
・ベーコン…40g
・オリーブオイル…大さじ2
・塩こしょう…お好みで
ステップ1
じゃがいもは皮をむいて、鍋にひたひたの水とじゃがいもを入れて、小さじ1杯ほどの塩(分量外)を加えて水から茹でます。
柔らかくなったらザル上げしてしっかり水気を切っておきます。
ステップ2
キャベツとにんじんは千切りにします。たまねぎはスライスします。
ステップ3
ベーコンは1センチ幅くらいにカットします。
ステップ4
ゆで卵は粗みじん切りにします(ポリ袋に入れて潰すと洗い物も出なくて楽ちんです)。
ステップ5
フライパンにオリーブオイルを入れて、ベーコンとニンジンを炒めます。
ステップ6
ベーコンの良い香りがしてきたら、たまねぎとキャベツを加えて、塩、こしょうを軽く振ります。
ステップ7
ボウルで【ステップ1】のじゃがいもと【ステップ6】で出来上がったものを合わせた後、ゆで卵を加えて塩・こしょうで味を調えます。
完成!!
なぎささんから一言メモ
個人的には、クミンが大好きなので、ベーコンを炒める前にオリーブオイルにクミンシードを入れて香りを出してから作るとカレーの付け合わせにもぴったりなポテトサラダが出来上がります。 じゃがいもは電子レンジを使って加熱するのもおすすめです。 電子レンジを使うときは、皮を剥きやすいように切り込みを入れて、濡れたキッチンペーパーでじゃがいもを包んだ上からラップで包み、500Wで1個あたり4、5分加熱します(600Wでも3、4分でも良いですがW数が低いほうがじっくり加熱されて甘く仕上がります)。 加熱したらそのまま3分くらい置いて粗熱をとって、キッチンペーパーごと皮を剥くといいですよ。揚げないポテサラ焼き春巻き
ポテトサラダを多めに作って、翌日まで楽しめるレシピです。
パリパリさくさくな春巻きは好きだけど、カロリーはもちろんですが、油で揚げると油の処理も気になります。
中の具材にあらかじめ火が通っていれば、たっぷりと油を使って揚げなくても、フライパンでこんがり焼くだけでヘルシーな春巻きが楽しめます。 市販のポテトサラダを使えばもっと手軽にできますよ。
・お好みのポテトサラダ…300g
・春巻きの皮…10枚
・ピザ用チーズ…100g
・オリーブオイル…適量
ステップ1
春巻きの皮の中心より少し手前に、ポテトサラダを30gくらいのせて、その上にピザ用チーズを乗せます(お好みでカレー粉を振っても‼︎)。
ステップ2
手前から巻いて、両端を折り込んで、手前から折りたたみます。
ステップ3
フライパンにオリーブオイルを敷いて、両面にこんがり焼き色がつくまで焼いて完成です。
完成!!
なぎささんから一言メモ
市販のポテトサラダや、枝豆やハムなども一緒に巻いてアレンジするのも美味しいです。最近は冷凍食品でもポテトサラダのバリエーションが増えてきています。全て手作りするのは大変でも「市販品+ひと手間」で出来立ての美味しさを楽しみましょう‼︎さいごに:なぎささんからメッセージ
「じゃがいも」は、1年を通して手に入りやすく、カレーやポテトフライ、煮物や炒め物など家庭料理でも使いやすい馴染みのある食材です。
通気性の悪いポリ袋やビニール袋は、湿気がこもって腐敗の原因になるので、常温の場合は紙袋や市販の根菜用の保存袋など、通気性の良い袋に入れて保存しましょう。
りんごがある場合は、じゃがいもと一緒に袋の中へ保存するとりんごから発生するエチレンガスがじゃがいもの発芽を抑制するのでおすすめです。
以前は、ほくほく系の「男爵」と、しっとりして煮崩れしにくい「メークイン」の二択がスーパーでの主流でしたが、最近は「キタアカリ」や「インカのめざめ」など選択肢が増えました。
それぞれ特性や個性があるので、同じレシピでもジャガイモを変えるだけでも違った美味しさに出会うことができますよ。
食育料理家 なぎさなおこ
株式会社フードコミュニケーション代表取締役 青森県八戸市在住。2007年「食のチカラで病気やケガの予防に貢献する」をコンセプトに飲食店を開業。店舗運営の傍ら、料理講座や働き方関連の講演にも積極的に登壇。文字通り「一生の付き合い」となる食の場面を豊かにする知恵や元気を発信し続けている。モットーは『food is gift〜食べ物は毎日できる身体と心へのプレゼント〜』『贈り物を選ぶように、食事を選ぶ事』を提案し、食のある健康な空間と環境づくり作りに愛情と情熱を注いでいる。
2014年、料理本のアカデミー賞とも呼ばれる「グルマン世界料理本大賞」ウーマンシェフ部門で世界2位を受賞。
「食で人と地域を繋ぐ空間作りのコンサルタント」として新聞での食育コーナーでの連載や、料理塾主宰、企業や地域の魅力を引き出すレシピやメニューの開発、飲食店のプロデュース、食育講座の講師として全国各地で活動中。ラジオやTV番組に多数出演。
料理だけではなく食事のコミュニケーションを重視した講座は、3歳から80代までと幅広い年齢層に支持され、開校15年で受講生はのべ3万人を越える。 ・なぎさなおこ公式ホームページ
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