冬でもキレイな手元で
泥汚れや黄ばみをすっきりキレイに洗う手間を考えると、ついつい放置しがちなスニーカーのお手入れ。でも、他の衣類などと同じで、準備と順序とコツさえつかめば意外と簡単なんです。
面倒なスニーカーの泥汚れや黄ばみ落としも気軽にチャレンジしたくなる洗い方をご紹介します。
泥汚れや黄ばみさえ落とせば、スニーカーはいつもキレイ
日常生活やスポーツ時など、泥汚れや黄ばみがついたり、ほこりまみれになることの多いスニーカー。
布製の場合、汚れが固まってこびりついてしまいがちですよね。泥汚れには、アスファルトの油など、様々な成分が混じっていて落ちにくく、頑固な汚れになりがちなので、できるだけこまめにお手入れを心がけましょう!
泥そのものは水に溶けない不溶性の汚れなので、繊維の中に入り込んだ汚れをしっかりかき出せば、新品と同じような白さを取り戻せるはずです。
スニーカーを洗うのに使う6つの道具
<基本の3点セット>
固形石けん
重曹
スニーカー洗い用ブラシ(たわしに柄がついたもの)
<プラスαでスッキリ!おうちにある道具>
歯ブラシ
シミ抜きブラシ(または硬い歯ブラシ)
ヘラ(またはスプーン)
重曹とは「炭酸水素ナトリウム」の白い粉のこと。お湯には溶けますが、水に溶けない細かい粒子で、クレンザーのように汚れを研磨して落とすことができます。
消臭効果もあるので、重曹を溶かしたお湯に浸せばスニーカーのニオイも取り除いてくれます。
布製スニーカーの洗い方
スニーカーの洗い方は簡単!ステップでご紹介します。
<STEP1>乾いた状態でできる限りの汚れを取り除く
表面の汚れは手ではたいて取り、繊維の奥に入り込んだ汚れは歯ブラシでこすって落としましょう。紐とインソールは外して、お湯につけながらやさしくもみ洗いでOK。
<STEP2>石けんの泡&重曹をつけて道具を使ってこすっていく
水に濡らしたシミ抜きブラシで固形石けんを泡立て、汚れの上に直接つけます。さらにその部分に重曹をふりかけ、水に濡らしたスニーカー用ブラシでこすりましょう。再びシミ抜きブラシで、固形石鹸を泡立て、汚れを繰り返しかき出してください。
<STEP3>ヘラやスプーンで泡&汚れをこそいでブラシで水洗い
STEP2でかき出した汚れをヘラでこそげ取り、スニーカー用ブラシでこすりながら水洗いしてください。
<STEP4>乾燥
しっかり乾燥させて完了です!
レザースニーカーのお手入れ法
レザースニーカーのお手入れは、「クリーナーを使ったお手入れ」と革靴専用の洗剤を使った「水洗い」の2つの方法があります。
<クリーナーを使ったお手入れ>
クリーナーを塗布してスニーカーの外側についた汚れを落としましょう。そのあとに保湿用に乳化性クリームを塗るとよいでしょう。レザーは乾燥するとひび割れや色あせが起こりやすいので、汚れを落とすだけでなく革を乾燥から守ることが大切です。
<水洗い>
革靴専用の洗剤で水洗いする方法は、外側の汚れはもちろん、内側の汚れやニオイも洗い流すことができます。
ただ、汚れを落とすのに30分〜1時間ほど、乾燥をさせるのに 2〜3 日ほどかかります。日常的にはクリーナーでお手入れし、汚れやニオイが目立ってきたら水洗いするのがよいでしょう。
こちらの方法でも、洗い終わった後には保湿用のクリームを忘れずに塗布してください。
Check!お気に入りスニーカーを長持ちさせるには…
スニーカーの干し方は「陰干し」がべスト!
布製スニーカーに熱を当てると変形や劣化につながるので、干す時には直射日光は避けましょう。風通しの良い場所で半日~1日、たまに裏返しながら陰干しをするのがベストです。
キレイに保てば、洗濯も簡単に
購入後すぐや、洗ったらすぐに、防水スプレー(布にもOK)をかけておくのがおすすめ。汚れがつくのを「防止」することが、洗濯をより簡単にするポイントです。
他にも、ブラシで普段から汚れをはらう、汚れたら、汚れが沈着する前に洗うことも大切です。お手入れのクセがつくと、大切に扱うようになり、洗濯も少なくてすむはず。
●監修:中村 安秀
「クリーニングショップ中村」(大阪)店長
https://cl-nakamura.com/