冬でもキレイな手元で
洗濯したはずなのに、衣類が何だか臭う……。そんな経験はありませんか? これは、洗濯してから干すまでの時間や、洗濯槽自体の汚れなどが原因。対策法を押さえて、洗濯物を清潔に仕上げましょう!
ニオイ菌が残っていると干した後のニオイに繋がる
衣類のニオイの原因は、洗濯でしっかり落としきれなかった汗や皮脂などの汚れを栄養として繁殖する雑菌です。
雑菌は、湿度、温度、栄養素の3要素で繁殖するので、春先から夏場にかけての湿度の高い時期や、乾くまでに時間がかかる冬場、生乾きになりやすい部屋干しをした際などに、一層繁殖してしまいます。
また、洗濯してから干すまでの間に時間が経過してしまうと、汚れが落としきれていなかった衣類が1枚あるだけで、同時に洗濯した他の衣類にまで菌が繁殖してしまうことも。長時間放置することで、落としたはずの雑菌が再び付着する可能性もあります。
衣類だけでなく、洗濯機の汚れもニオイ菌を発生させる原因です。洗濯槽には、衣類の汚れやホコリ、洗剤カス、カビなどがヘドロ化したような状態で付着し、槽を覆っています。
専用のクリーナーでこまめに掃除し、洗濯が終わった後は洗濯槽のふたを開け、中を乾燥させるようにしましょう。
ニオイ菌を発生させない洗濯のコツは?
頑固な汚れは予め落としておく
菌を繁殖させないためには、まず菌の栄養分となる汚れを、しっかり落としきることが必要。衣服に頑固な汚れが付いてしまったら、洗濯機に入れる前のつけ置き洗いが基本ですが、洗剤を汚れに直接かけてそのまま洗濯機へ入れる「直づけ」もオススメです。
抗菌・防臭・洗剤力の高い洗剤を使う
お子さんがいらっしゃるご家庭など、頻繁に衣類が皮脂や汗で汚れてしまう場合は、抗菌・防臭に優れ、洗浄力の高い洗剤を使用することをオススメします。
洗う際には、衣類の入れ過ぎに注意。しっかり洗えない原因になります。汚れの具合に合わせて適切な使用量を守ることも大切です。
抗菌効果のある柔軟剤を使う
衣類を着用している間に、ニオイ菌が増殖してしまうことも。そういった事態は、消臭、抗菌効果のある柔軟剤を使うことで解決できます。柔軟剤には衣類を速く乾かす効果もあるので、生乾きによる菌の増殖も防ぎます。
加齢臭にはぬるま湯でつけおき漂白を
加齢臭の原因は油分です。油分は温度が高くなると溶けやすいため、温かい水を使って洗濯するのがおすすめ!高温すぎると衣類の縮みや傷みの原因になるため、40〜50℃程度のぬるま湯で洗濯するとよいでしょう。
また、加齢臭に最も効果があるのは、つけおき漂白です。ぬるま湯に漂白剤入りの洗剤や漂白剤を溶かし、30分ほど洗濯物をつけおきしてから、通常どおり洗濯しましょう。
生乾き臭を防ぐには?
生乾きの状態ではニオイの原因の1つとされている雑菌が発生しやすくなります。生乾き臭を防ぐためには、汗を含んだタオルや衣類は使用後に時間をあけずに洗濯したり、洗濯後も放置せず、すぐに干すように心がけ、菌を増殖させないようにしましょう。
また、お洗濯の際にお風呂の残り湯を使う場合は注意が必要です。残り湯には雑菌が多く含まれているため、ニオイを発生させてしまう可能性が高いです。「洗い」のときは残り湯でも大丈夫ですが、「すすぎ」のときは水道水を使いましょう。
乾いてからもニオイが残っている…そんな時は?
乾いた洗濯物から嫌なニオイがする……という時は、高温で除菌、殺菌すれば洗濯物の嫌なニオイをとることができます。
洗濯物のニオイの原因の1つである雑菌は60℃以上で増殖しなくなります。衣類の素材に気をつけて、衣類の煮沸消毒やアイロンでの殺菌を試してみてください。
この記事を読んだ人にはこちらの記事もおすすめ!
まとめ洗いでもニオイをしっかり消臭!悩みに応じた製品選びとは