冬でもキレイな手元で
体や肌は、年齢を重ねるにつれ不調が表れやすくなるもの。50歳を過ぎてから体調に異変を感じたり、肌トラブルが増えたという方も、毎日の食事に少し工夫を加えれば、外面内面どちらにも若々しさをキープできます。
自分自身の本来の美しさを引き出し、エイジングに負けない手軽な食事の摂り方とは?
食材の“使われ方”でメニューを選ぶ
エイジングに負けないための方法の1つに挙げられるのは、「正しく食べること」。
たっぷりのフルーツや野菜、赤身のタンパク質を摂り、脂肪や糖分はひかえめに……といった栄養バランスを考えると同時に、健康をサポートすることが実証されている食材を摂ることも意識して行えば、若々しさを保つことができます。
例えばトマト。トマトの赤い色を作る「リコピン」という栄養素には、強力な抗酸化成分が含まれています。肌をダメージから守り、若々しいプロポーションをキープするのに役立ちます。
それらのメリットを最大限に活かすには、濃縮加工されたトマトペーストを摂ることが良いといわれています。実はスライスした生トマトをのせたサラダよりも、トマトペーストを豊富に使ったピザのほうが美容と健康にアプローチできる、ということです。
このように、食材の使われ方によって、一見カロリーが高そうなメニューが意外と健康によいケースも。また、栄養バランスを考えて必須ビタミンと必須ミネラルを豊富に含むメニューを意識的に選ぶだけでも、体はより健康的になります。
彩り豊かな食事で多くの栄養素を摂取
摂取する食べ物の種類をできるだけ多くすることも大切です。新鮮なフルーツや野菜を買うときや食事メニューを考えるときは、彩りが豊かになることを意識して、幅広い栄養素を摂取するよう心がけましょう。
特に気をつけたいのは朝食。朝はフルーツを食べる絶好のチャンスです。ベリー類ひとつかみ、切ったバナナ、ドライフルーツ(レーズンやクランベリーなど)のいずれかを食べれば、朝の体を元気に目覚めさせ、健康的な一日を始めるための活力になります。
よりベターなのは、お粥やオーツ麦をベースにしたシリアルを中心にすること。オーツ麦には「βグルカン」と呼ばれる特殊な水溶性食物繊維が含まれており、スリムな体型へと導く働きもあるそうです。
身近な食材がさびない体づくりをサポート
スピーディーに作れる簡単メニューでも、さびない体づくりをサポートする食材を使うといいでしょう。
例えば、いつも作っている炒め物に豆腐を入れてみるのもいいかもしれません。豆腐には、骨が弱くなるのを予防する力があるといわれる「植物性エストロゲン」が含まれているので、普段の炒め物に少し加えるだけで、低脂肪タンパク質を手軽に摂取できます。
そのほか、サケ、サバ、マグロなどに含まれる「オメガ3脂肪酸」や「オメガ6脂肪酸」には、免疫システムを活性化させるパワーがあるといわれています。
ササッと作ったサラダにサケやサバなどを加え、オリーブオイルとレモン汁と少量のニンニクを加えて和えれば、立派な健康メニューがたちまち完成。
このように、身近にある食材を上手に使えば、どんなに手軽なものでもしっかりと栄養素を摂ることができるのです。
普段何気なく口にしている食事でも、ほんの少し工夫するだけで若々しさをアップしてくれる美容食に早変わり! 毎日の食事メニューと食材を今一度意識して、若々しさを保ちましょう♪
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