冬でもキレイな手元で
ビジネスの場で大切な身だしなみのひとつ、"口臭ケア"。自分のニオイが気になり、打合せや商談の前に口に手を当て、口臭が無いか確認した経験はありませんか。
ただ、人と接する時だけケアしても、口臭の根本的な解決にはなりません。あなたの息を変える3つのポイントで、好感度をアップさせましょう。
ニオイに関するアンケート結果
1位:電車内(1.36%)
1位:エレベーター内(2.18%)
1位:オフィスの会議室(3.16%)
電車やエレベーター、会議室など、公の場で口臭を感じる人が多い。
出典:株式会社ドゥ・ハウス「「ニオイと汗」に関する調査」
調査方法:インターネット調査
調査時期:2013年1月6日(金)~14年1月2013日(土)
調査対象:自社サイト『モラタメ.net®』会員、20歳~59歳の1047名
噛めば噛むほど、口臭予防になる
口臭の元といえば、真っ先に思い浮かべるのはニンニクなどの臭いの強い食べ物ではないでしょうか。ただ、そのような料理を食べて臭うのは一過性のもの。慢性的な口臭は、毎日の歯磨きによるオーラルケアはもちろんですが、食生活そのものを見直すことによって改善されることもあります。
意識して摂りたいのが噛み応えのある食べ物。例えば、サラダなどの生野菜。しっかりとした歯応えが歯垢などを削ぎ落してくれるはず。
さらに、食物繊維は便通を促し体内をあがってくる悪臭の元を排出する働きがあります。一方、柔らかい食べ物ばかり食べているとニオイを中和する唾液の分泌が少なくなり、骨格にも影響してくることも。歯並びが悪くなって歯垢もたまりやすくなってしまいます。
柔らかい食べ物を摂るときも、よく噛むことを意識しましょう。大切なのはたくさん噛んで唾液の分泌を促すことです。
朝に臭うのは、“乾燥”が原因!
起床時は、いつも以上に口臭が……と感じている人も多いのではないでしょうか。それは、口腔内の「乾燥」が原因。
通常、口の中は唾液で潤っていますが、起床時や緊張している時は唾液の分泌量が低下します。口腔内を殺菌する作用がある唾液の分泌量が減少することで、ニオイを放つ菌やバクテリアなどが繁殖し口臭を発してしまうことに。
こういう時は、菌を寄り付かせないよう意識的に水分を補給してください。「意識的」というのは、食事や生理的欲求以外のタイミングで飲むこと。こまめな水分補給が唾液の分泌を促し乾燥を未然に防いでくれます。
口腔内が乾燥する時間帯は人それぞれ。バッグやデスク上に、ペットボトルの水やお茶などを常備して、ニオイの原因を断ち切りましょう。
口臭のモトとなる“白い汚れ”に要注意
最後に、口臭ケアで最も重要と言えるのが「正しい歯磨き」です。きっちりと時間をかけて1本1本丁寧に歯を磨いたほうがいいですが、見落としがちなのが“舌”。鏡で自分の舌を見てみてください。舌全体に白い汚れがついている人はNGサイン。
これは「舌苔(ぜったい)」と呼ばれ、食べ残しや粘膜が剥がれ落ちたカスなんです。口臭の少ない人にでも必ずあるものですが、過剰な舌苔は口臭の原因になり得ます。これを除去することも口臭予防につながります。
とはいえ、毎日のこととなると長時間の歯磨きも難しく、舌のケアまでは時間がない……という方は、「舌クリーニング」機能を搭載した電動歯ブラシを試してみてはいかがでしょうか。
手で磨くより効率的に歯垢を取り除いてくれます。スタイリッシュなデザインのものだとインテリアの雰囲気も損なわれませんよ。
口臭を予防する食生活やアイテムを取り入れて、「口臭ゼロ」で清潔感をキープしていきましょう。