冬でもキレイな手元で
心や体の不調、ひょっとしたら「脳の疲れ」が原因かも? 脳が元気になると、ダイエットや更年期症状の改善にも効果があると言われています。
そこで「脳と健康」の専門医である横倉先生に、脳が喜ぶ5つの習慣を教えていただきました!
不調の原因は脳にあった⁉
脳には本来、体を健康にしようする働きがあります。私たちがストレスを受けると、まず「理性の脳」そして「本能の脳」に伝わり、この2つの脳がバランスを取りながら体調を整えてくれるのです。
でも過度の緊張が長く続くと、この脳のバランスが崩れ「脳疲労」になって病気の原因に。たとえば、オトナの女性特有の悩み「更年期障害」も、実はホルモンの減少だけが要因ではなく、心理的、社会的なストレスによって引き起こされるものなのです。
これらの要因をトータルで解決するためには、「脳」を健康に保つことが大事なんです。
今日からはじめたい、 オトナの脳が喜ぶ5つの習慣
では、脳を健康に保つためには、どうすればいいのでしょうか? そこで効果的なのが味覚や嗅覚といった五感を刺激し、脳を活性化させる「五感療法」です。ここでは、脳が喜ぶ5つの習慣をご紹介します。
1.「味覚」を鍛える
好きなものを好きな時に、
好きなだけ食べる
身体が必要なものはすべて自分の本能が知っています。時間に関係なく、本能の赴くままに食事をしてください。それだけですっきりと脳疲労が回復します。継続することで身体にとってバランスのいい食事を自然に食べたくなってダイエット効果も。
2.「嗅覚」を鍛える
アロマをいつも持ち歩く
嗅覚は瞬時に脳の深い部分を揺さぶる力を持っています。ハンカチやティッシュに、お気に入りの香りのアロマオイルを数滴たらしてポケットやバッグに入れておきましょう。
電車の中でもオフィスでも、リラックスしたい時にいつでも取り出して香りを嗅いでみてください。
3.「視覚」を鍛える
立ち止まって雲を見つめてみる
私たちが五感で受け取る情報の8割が視覚です。脳疲労にとって効果的なのは自然の情景ですが、都会ではなかなか難しいもの。そんなときは空を見上げて揺れ動く雲を見たり、街路樹の葉を見てみましょう。その瞬間、脳は理性から開放されてリラックスできます。
4.「聴覚」を鍛える
目を閉じて耳を澄ませてみる
大音量に慣れてしまった現代人の耳には、自然のかすかな音が届きにくくなっていて、それが脳疲労につながっています。脳が疲れたなと思ったら目を閉じて、風の音や木の葉のそよぐ音、落ち葉を踏みしめる音など、耳を澄まして自然の音を聴いてみましょう。
5.「触覚」を鍛える
頭皮マッサージで脳をほぐす
まず自分の頭をスイカだと思ってください。スイカの表面の黒い筋に沿うようなイメージで指を下から上に向かって滑らせてみましょう。これを数回続けて頭皮全体をマッサージすれば、直接脳が刺激されて頭がスッキリしてきますよ。