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薬膳料理家とつくる、おいしくエイジレスなツヤ髪レシピ

ツヤのある髪はそれだけで女性にとって最高のドレスやジュエリー。髪のツヤは年齢とともに失われていくと思われがちですが、毎日のケアや内側からの栄養補給、つまりお食事でキープできるんです。今回は、美しく健康な髪をつくるお食事を、薬膳料理家の谷口ももよさんに紹介していただきました。

美しいツヤのある髪は、それだけで女性にとって最高のドレスやジュエリー。年齢とともに輝きが失われていくと思われがちですが、毎日のケアでエイジレスな髪をキープすることができます。髪の健康を保つには、内側からの栄養が欠かせません。美しく健康な髪をつくるお食事を、薬膳料理家の谷口ももよさんに紹介していただきました。
「特別な食材や調理法でなくても、普段食べている料理に髪にいい食材をバランスよく加えることで、オトナの女性の髪は健康に、ツヤツヤになれます。そんな“ちょい足し薬膳”を、今回はご紹介します!」

POINT1:ツヤ髪をつくるのは、「腎」の力を高める黒い食材です

薬膳とは、東洋医学における食養生(しょくようじょう)のこと。どんな食材にも効能があり、それをバランスよく組み合わせることで、体の悩みや症状に対する”薬“の働きをします。ツヤがない、白髪が気になるといった髪の悩みには、黒い食べ物が効果的。黒ごま、黒豆、わかめや昆布、木くらげなどの食材は、ホルモンバランスをつかさどる腎臓の働きを高めて体を潤してくれます。血を補い、腎液(じんえき)が活性化されることで、髪に栄養が行き渡ります。効果には個人差がありますが、練りごまを半年間食べ続けていたら、白髪が減って髪がツヤツヤになったという人も。特に、秋から冬にかけて寒くなり腎が弱まりやすいときは積極的にとるとよいでしょう。

ツヤ髪をつくる オススメの食材
黒ごま
木くらげ
わかめ
黒豆
POINT2:一日一回、いつもの食事に“ちょい足し”してみましょう!/黒い食材でつくる、ツヤ髪一週間レシピ

黒い食材を、一週間の食事に少しずつ加えてみましょう。一気にとろうとせずに、ふりかけたり、ペーストにしたり、和え物にしたり、他の食材と組み合わせたりと、バランスよく食べることがポイント。副菜やデザートにして取り入れてもOKです!

谷口さん直伝の1週間黒い食材チョイ足しレシピ/オトナスクエア世代のHさん(56)がチャレンジ
【月曜日】[ヨーグルト+黒ごまペースト]週の始まりの朝ご飯。いつものヨーグルトに黒ごまペーストを入れて、黒ごまヨーグルトにしてみました。シリアルにかけて食べてもいいかも!
【火曜日】[ほうれん草のおひたし+黒ごま+木くらげ]定番のほうれん草のおひたしに、黒ごまと木くらげを加えたら、歯ごたえもアップしておいしい!
【水曜日】[鮭の幽庵(ゆうあん)やき+黒ごま]エイジングケアに効果的な鮭を、醤油、みりん、酒を同割で合わせたものにつけ込んだ幽庵焼きに。鮭の表面に黒ごまをつけて焼いてエイジレスヘアに!
【木曜日】[お団子+黒ごま]おやつタイムには黒ごま団子を。練り黒ごま大さじ2に、メープルシロップ小さじ1を加えた黒ごまソースをかけます。
【金曜日】[ご飯+黒豆、お味噌汁+わかめ]いつものご飯に黒豆をプラスして黒豆ご飯。わかめのお味噌汁と合わせればカンペキ!
【土曜日】[シナモン茶+黒豆]ティータイムには、黒豆シナモン茶でリラックス。はじけるまで炒った黒豆に熱湯を注ぎ、シナモンとともに楽しみます。
【日曜日】[野菜の煮物+黒ごま+木くらげ]れんこん、にんじんなどの野菜の煮物に黒ごまと木くらげをプラス。ごまの風味で香ばしさがアップ!
【作っておくと便利!黒ごまだれ】野菜の和え物、バンバンジーなどどんな料理にも合わせやすい黒ごまだれは、常備しておくと便利です。
[作り方]練り黒ごま大さじ2に、しょうゆ大さじ3、酢大さじ2を少しずつ加えながら混ぜてのばし、長ねぎのみじん切り10cm分、にんにくのすりおろし少々、いり黒ごま大さじ2、砂糖小さじ1、ごま油大さじ1を加えて混ぜ合わせる。/[保存期間]冷蔵庫で約6日間/作り方の詳細は「身近な10の食材で始める薬膳ビューティーレシピ」P23をご覧ください。
Hさん(56)「いつもの食事にプラスするだけだったので、カンタンでした!風味もアップしますね。これなら毎日続けられそうです!」
谷口ももよさんからオトナ女性へメッセージ
薬膳料理は、毎日続けることが大切。続けるためには、おいしく、簡単であることが重要です。今回ご紹介したメニューは、ごまの香りで風味がアップしたり、歯ごたえがよくなったりと、よりおいしくなる効果のあるものばかり。ぜひトライして、続けてみて、輝く髪と健康な毎日を手に入れてください。
著書「身近な10の食材で始める薬膳ビューティーレシピ」
谷口 ももよさん